DataMagic 技術コラム Vol.18

(番外編)HULFT-WebFiletransfer+DataMagic連携事例

はじめに

今回は、これまでご紹介させていただいたDataMagic技術コラムのTIPSを活用した実際の事例をご紹介致します。DataMagic、およびHULFTの関連製品を組み合わせてご導入いただき、データ連携における運用効率を大幅に改善された製造業様の事例になります。

背景

製造業では、品質・コスト・納期の最適化のため、調達業務を効率化することは非常に重要なテーマとなります。そして、その調達業務に関わる受発注システムにおいて、データ連携の柔軟性と安定性は必要不可欠な要素となります。製造業A社様では、発注システム構築および運用業務を、アウトソーシングしていました。しかしながら、アウトソーシングの課題が浮き彫りになったため、自社で構築・運用可能な、発注システムの再構築に踏み切りました。

既存システムの課題

これまで製造業A社様では、前述のように、発注システムをアウトソーシングしていました。アウトソーシングは、運用のために割いていたリソースをコアビジネスに集中させることが可能となる反面、システム構成や運用方法などがブラックボックス化されるというデメリットもあります。そのため、仕入先の追加や商品マスタの変更・追加の度にアウトソーシング先に依頼する開発コストが増大するという問題が生じていました。また、エラー発生時もアウトソーシング先へ発生箇所・発生原因の調査、復旧対応を任せきりとなっており、復旧に時間がかかるケースが多く見受けられました。

新システム構築に際して、既存課題を洗い出したところ、下記3点が挙げられました。

課題① 高額な運用コスト アウトソーシングの月額費が高額、また仕様変更の度に追加費用がかかるため、運用コストが高い 課題② エラー発生時の復旧時間 エラー発生箇所の特定や原因究明に時間がかかるため、業務に支障をきたしている。 課題③ 仕入先との取引開始 仕入先の新規追加の際、仕入先マスタ・商品マスタ、発注データの整備に時間がかかり、サービスインが遅れてしまう。

新システムの要件

製造業A社様では、既存システムの課題を払拭でき、かつ容易に構築・運用出来るシステムを必要としていました。仕入先の企業規模も多岐に渡っており、仕入先のご担当者様も必ずしもITに精通している方ばかりではないことから、高機能のEDIシステムではなく、扱い易いWEB-EDIシステムでの検討を進めました。新システムの開発方針は、大きく下記3点とされました。

新発注システムの開発方針

  • パッケージを活用したシンプルかつ維持費用が安価なシステム
  • エラー発生時の原因を自社で容易に特定できるシステム
  • 仕入先追加・マスタ変更時に自社で迅速かつ柔軟に対応できるシステム

「HULFT」&「DataMagic」&「HULFT-WebFiletransfer」による解決策

基幹システムには、既にHULFTが導入されていたため、基幹システムと新発注システム間のデータ連携にもHULFTを採用しました。基幹システムから一括出力した注文データはHULFTによって新システムへ転送され、DataMagicにて、各仕入先の注文書データへ加工する処理を行うことにしました。また、仕入先ご担当者様の使い勝手を考慮し、WEB経由で発注書をダウンロードする仕組みを検討し、仕入先とのインターフェース部分には、ブラウザ利用で簡単にファイルダウンロードが可能であり、セキュリティ面でも暗号化可能なWEB転送ツールとして、HULFT-WebFiletransferが採用されました。

①基幹システムから、当日分の発注データを一括出力後、「HULFT」で新発注システムへ転送。 ②「DataMagic」で、発注データの項目入力や、税込・税抜変換等のデータ加工後、仕入先毎の発注データに成形。 ③「HULFT-WebFiletransfer」で、発注データをアップロード。アップロードが完了次第、各仕入先へ発注完了メールを送信。 ④各仕入先はブラウザから発注データをダウンロード。

まとめ

HULFT、HULFT-WebFiletransferおよびDataMagicを組み合わせることで、構築・運用コストを抑え、自社で容易に運用が可能であり、仕入先の要望にも柔軟に対応ができるWEB-EDIの構築を実現されました。

Point1. 運用コストの削減 自社で運用することにより、アウトソーシングの月額日+年間の開発費を30%削減 Point2. エラー発生時の復旧時間の短縮 ソフトウェアの履歴管理機能によりエラー検知・原因究明が容易になり、復旧時間の短縮を実現 Point3. 仕入先との早期サービスイン 仕入先はブラウザ利用のみのため、仕入先の追加時も即座にWEB経由での取引開始が可能、マスタの追加・変更・発注データの作成もソフトウェアの設定追加・変更のみで早期に対応可能

最後に

今回は、DataMagicの導入事例をご紹介させていただきました。
ぜひ、DataMagic評価版をダウンロードして、技術コラムの解説をお試しください。

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